京都大学・ダイセルとの共同研究成果が Physical Chemistry Chemical Physics誌に掲載決定

林幹大くん(2025年3月, 学部卒業)が中心となって進めた有機酸を溶媒とするセルロース溶解に関する研究成果がPhysical Chemistry Chemical Physics誌に受理されました。
本論文では、難溶性高分子として知られるセルロースの新規溶解剤として有機酸(蟻酸、ピルピン酸等)に注目し、有機酸中へのセルロース大量溶解現象の分子起源を実験・計算を組み合わせた精密構造解析により明らかにしました。本研究は、京都大学(渡辺隆司教授)・株式会社ダイセルとの共同研究により実施されました。

“Molecular origin of high-concentration cellulose dissolution in organic acid media: A combined experimental and computational study”
K. Hayashi, T. Tashiro, T. Hashizume, T. Watanabe, and K. Fujii*
Phys. Chem. Chem. Phys. (2025), accepted.