澤山助教の論文が The Journal of Physical Chemistry Letters誌 に掲載決定

澤山助教が進めた高濃度電解液中におけるLiイオン挿入反応に関する研究成果が “The Journal of Physical Chemistry Letters誌” に受理されました。
本論文では、黒鉛(グラファイト)電極へのLiイオン挿入反応を対象として、電気化学インピーダンス測定とLiイオンの溶媒和自由エネルギーを組み合わせることで、電極反応の自由エネルギープロファイルを定量的に決定する方法論を構築しました。特に、電極反応の活性化エンタルピーと活性化エントロピーを分離して解析することで、高濃度電解液では溶媒種がこれらの活性化パラメータに大きく影響する一方、活性化自由エネルギーはほぼ一定に保たれることを明らかにしました。この結果は、高濃度電解液におけるLiイオンの脱溶媒和と電極反応との関係を熱力学的観点から理解するための新しい解析手法を示すものです。

“Free-Energy Profile of Li-ion Insertion Reaction in Highly Concentrated Electrolytes: Impact of Destabilized Li-ion on Electrode Reaction Thermodynamics”
S. Sawayama, M. Yamashita, and K. Fujii*
J. Phys. Chem. Lett. (2026) accepted